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シャガ

シャガ

★今年もシャガが咲いた。三十年程前の事だからもう時効だと思うが、飛騨の実家の近くの神社境内にシャガの群生地帯があって、そこから地下茎で繋がった数株を引っこ抜いて100キロほど南下したところにある我が家の庭に移植したのだが全く根付かない。毎年墓参で帰郷するたびにこのよろしくない行為を何年続けただろうか、ようやく根付いてくれたのは約10年後である。なぜこの野草が造成された我が家の土に根付いてくれたのか分からない。もしかしたらポツンとしていた我が家の周囲にも家やマンションが建ち並んだことで強い西日が遮られ土の乾燥を防いだこと、周囲の建物や木々の間から差す陽光がこのシャガの故郷である飛騨の木漏れ日の林に近くなったこと、等々があると思っている。

★今は飛騨の家も家族もなく離れた場所に墓石が残るだけだが、数年前、まだコロナがないときにその集落の神社にも立ち寄った。花の時期が過ぎていたこともあるが、あの濃い常緑のスーッとした葉が随分少なくなったように見えた。すぐ横を流れていた谷はコンクリートでガンガンに固められて、少し上流にでっかい砂防堤が出来ていた。環境の移り変わりに適応して、ここのシャガの地下茎がこれまでとは違った新しい方向に逞しく延びて行ってほしい、と願うばかりだ。

★飛騨から分家した我が家のシャガは増え続けている。敷地境のブロックに沿って地下茎が延び続けている、私は毎日、雑草取り、真夏の水やりをしながら見守っている。このあたりの街中では珍しいので近所の人が時々見に来てくれる。

★私が特にシャガに強い思い入れを持っている理由があるのだが、いずれ機会があれば聞いていただきたい。

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