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小径

小径

★私がこの地に居を構えてから、もう30年以上経つ。当時と比べれば町の様相は大きく変わった。この辺りは浅い丘陵地帯で田畑がうねるように続く風景が大好きだった。今はそこにビルや民家が密集して、この地独特の丘陵風景は全く目立たなくなった。
また次々に建設された広い道路が町を縦横に分断しこの町の風景を更に変えつつある。その中の一本の道路は北に真っ直ぐ伸び、山を削り赤土の上に造成された巨大団地に向かっている。が、この団地、老齢化が進み空き家がドンドン増えている。何処の地方都市にも見られる道路と団地の象徴的な光景だ。

★だが、30年前の風景をそれほど変えることなく今に繋いでいる貴重な地域が私の町の一角に在る。畑と竹林の中に農家が点在し、その中を縫うように軽自動車がやっと通れる狭い道が迷路のように張り巡らされている。
私はほぼ毎日、家内とウオーキングをしているが、時々タイムスリップしたようなこの地域にまで足をのばす。その時に見つけた素敵な小径がこの写真だ。
想像だが、昔そこに住む数軒のお宅が道に出る近道として竹林を通り抜けていたために長い年月で踏み固められて、この道になったのはないかと思うのだ。

★確か魯迅の言葉だったように記憶しているのだが、『もともと地上に道はない。歩く人が多ければそこが道になるのだ』と言うような一節だった。
この竹林の小径がまさにそれではないだろうか。昨今の道路建設とは真逆の意識だ。


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