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倒れない枯れ草

倒れない枯れ草

★木曽川中流域の彼方此方にあった広い河川敷の多くはブルドーザーが入り、雑木が倒され、藪を掘り起こして平地になり、そこに球場やテニスコートや変な観光施設が出来ています。悠々たる木曽川の流れとそれらは全くアンバランスな光景です。

★でも、私の町から数キロ下ると、まだ手つかずの河川敷風景が見られます。雑木と雑草に覆われた其処は小さな水溜まりが方々にあって、釣り人達が付けたのか、道らしき踏み跡が木々の間を縫っています。私も過去、この場所を何回も作品のモチーフにして描いてきました。
この作品も此処での先日の風景を描いたものです。
辺りは川風に倒れ重なった枯れ草と葉の落ちた雑木林が広がり、まだ冬の光景でした。

★でも水溜まりに近づくと、そこには、昨年の夏に繁茂した丈の高い草が枯れたままの姿で、まだ立っていました。その頑丈な雑草は乾ききって枯れ枯れになっているのに、川風にも倒されないで立っているのです。近づいて覗き込むと薄黄色の枯れた茎がシューシューと真っ直ぐに伸びていて、その一本一本の細い円柱に差し込む陽光が当たり光っていました。いつだったかSF映画で観た異星の風景を思い起こさせる空間でした。
さらに根元に目を移すと、小さな緑がポツポツと地面を割って顔を出していました。
新しい命の芽吹きをガードするために、倒れないで必死で冬を越し立ち続けてきた水辺の枯れ草群なのです。

ポチッと!

コメント

おちゃめさん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★何気なくだろうけど、こういう光景をフッと目にしたことは誰でもありますよね。『冬が終わって、春が始まるのだなぁ…』と、思う瞬間の光景でもあります。

響さん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★水を含んだ土壌のせいか、夏にむちゃくちゃ繁茂した雑草が、繁茂しすぎたためにお互いに支え合って倒れない雑草群。実はその根元やその水辺にこそ次の命が潜んでいるのですね。
★私の近くの川も、ドンドンコンクリートの岸辺になりつつあります。生態系を崩しているのは外来種の動植物ではなくて、実は人間なのだろうと思います。

小さな緑がいいですね

ふと同じような気持ちになったことを思い出しました。
モノクロの中に緑・・
いいですね。

こんにちは。

なんだか、今の私にはグッとくるものがあります。
私の家の近くの十勝川の川辺にもたくさんそういう風景はあります。
倒れない枯れ草とその新しい芽。
春になると枯れ草の方はすっかりわらのようになってしまいますが新しい芽がすくすく育つように根元に倒れて守っているかのようですものね。

やっぱり震災の影響なのかなー。
お役所が川辺の点検を行い必要な箇所を工事するのか、川辺の雑草軍が無残に刈り取られているのを最近見かけますね。
ちっこい虫やお魚の子供、野鳥が隠れたる場所がなくなるのになー。

枯雑草さん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★湿気の河川敷は、今、新旧の命の入れ替わりが盛んに行われているように思いました。やがてこの枯れ草も萌える緑に押しつぶされて地面に倒れ豊かな土壌つくりに貢献するのでしょうね。

こんにちは。
これは、また素晴らしいイラストを見せていただきました。
逞しい枯れ草が、小さな新芽を守っている情景ですね・・
何度も見たい象徴的な、いい風景だと思いました。

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