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子どもたちのセンスに脱帽/木の造形コンクール

子どもたちのセンスに脱帽/木の造形コンクール

★先月の話だが、隣の町で「全国子ども木の造形コンクール」というイベントがあった。
私どもの県は県土の殆どが森林で、それは昔から「御領」「天領」として皇室や幕府の資産であった。戦後、それが国有林という名に代わり、国に保護されてきた。私の小学生の頃には、まだ小さな町々にまで「営林署」という林野庁管轄下の役所があって、そこが森林管理をしていた。そこから切り出される木材は官材といい、全国の戦後の町づくり復興に大変な寄与をした。やがて、国有林の多くは民間に払い下げられ、あちこちに製材工場ができて、県内のどの町に行っても木材を切るジャーンジャーンという音が響いた。

★しかし、ご存じの通り外国から安価な木材が輸入されるようになってからは、国内材は衰退の一途をたどり、山は荒廃しつつある。山の仕事がないから、生活の中の会話から山の話題も消えた、だから子ども達も山を知らない。以前は縦横に張り巡らされていた山道は草やブッシュに覆われていて誰も怖くて踏み入れないのが現状である。毎日すぐそこに山を見ているのに、自分たちは山の子であるという認識は全くない。

★その意味で、数年前から始まった「全国子ども木の造形コンクール」は意義深い。
数百点のうち殆どの出品は近在の中学生たちだが、どの作品もスゴイ!。板材や製材の端材の形を生かしたもの、なれないノミで彫って木と木のジョイントを工夫したもの、大胆に彩色して意外な素材感を表現したもの、周囲に落ち葉を貼りつめて独自の自然観を主張したもの、等々、ダイナミックであり、いい意味で感覚が飛んでいる。
子どもたちのセンスには脱帽である。もちろんこの作品作りを指導した美術の先生たちにも敬服である。

★木を彫る、削る、切る、触る、失敗して壊す、ときどきケガもする、そのうちに木を知り、木を好きになり、郷土を知り郷土を好きになる。素晴らしい未来を想像させた展覧会であった。


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コメント

artkazukoさん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★〈大人になって、これらの作品に取り組んだことを思い出す日がある 〉
おっしゃる通りだとおもいます。大人は子どもたちにできるだけ多くの困難な体験をさせる義務があると思うのです。子どもの要求どおりの動かされる大人に育てられた子どもは大人になった日、自ら見つけ創り出す能力が低いのではと…。
★中学校教育は美術、音楽、がドンドン切り捨てです。嘆かわしい!。

>木を彫る、削る、切る、触る、失敗して壊す、ときどきケガもする
手を少々切る経験をする方が、恐さを知って警戒心をもったり、対処法を学んだりするから良いと思います。(笑)

中学生くらいになれば、それ相応のものを作ることが充分可能なのに、美術の授業が削られてしまうのはもったいないと思うのですが、現代は創造性のある人材を求めているといいながら、実際は個々人の創造性を押さえつけているのが現状ですものね。

これらの作品を作った中学生たちが、大人になって、これらの作品に取り組んだことを思い出す日があるのでしょうか。
経済競争の荒海の中で溺れてしまうような・・・。
でも、中には大人になってもスットンキョウな作品を趣味でもいいから作り続けるつわものが現れるかもしれませんねぇ・・。

外道sさん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★外道sさんも同じことを感じられますか、ホントにコイツらには脱帽です。
多分、出来上がってときの全体像なんかはそんなに考えず、そのときどきに浮かんだイメージをどんどん進めていくような勢いがあるのでしょうか。
私たちはどうしても漠然とでも完成時点のイメージがあって、それに近づけよう思ってしまいますからね。
★完成時点なんかどうでもいいから、ドンドン進めていく勇気が欲しいとおもいます。でも、コイツらも、やがて私たちのように周囲の眼を意識して、ちんまりとした大人になってしまう。そこが残念です。

適わないな~。

仕事柄何時も思いますが、子供・素人の作品には職人・プロは適いません。
思い入れと、勢いと、感性が違いますね。
この様な作品を観るたびに感じます。

私の趣味に、この感性を・・・切実に思いますね!

枯雑草さん、おはようございます。

★ありがとうございます。
★あらゆる資源が枯渇に向かっている現状、いつかきっと日本の森林資源が日本のために重要になる時がやってくると思います。そのときのためにみんなが自然に眼を向け、森を、森林を、樹々を大事にしたいものです。
どんな方法でもいいから、自然に触れる若者が増えてくれることを期待します。

命の森

こんにちは。
日本の多くの森林、見捨てられてもう随分になりますね。
こういった子供たちの、先生の試みが実を結んで、森林に
目を向ける子供たちが育ってくるように期待せざるには
おれませんね・・

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