秋の夜

秋の夜
★旅先の民宿で、二階から見下ろした夜の風景スケッチです。
まだ昼間は暑いというものの、静寂のなかに街灯だけが一つポツンとしていて、虫の声だけが響いています。そこはすっかり秋の夜の風情でした。

★「秋深き 隣は何をする人ぞ」 という芭蕉の句があります。
夏の間は、ご近所から聞こえてくる物音なんかちっとも気にしなかったのに、夏の喧噪が過ぎて、静かな長い夜が訪れる初秋、フッとご近所の家から、コンコン…トントン…、音が聞こえてくる。『あれっ?、何の音だろう、何かを作っているんだろうか…』と、私は思わず耳を傾けてしまいます。
芭蕉さんも、そんなシチュエーションの中で詠んだ一句でしょうか?。

★普段の生活の中で全く気づかなかったのに、何かの拍子にフッと気づいて『あ、そうだったの…』と、感慨に耽ることがよくあります。
この前も、夕方のウォーキングのとき、長男夫婦の家の前を通りかかったら、一年生になった上の孫が嬉しそうにカチャカチャと足音を立てて走りよってきました。「うん?」と思ってカチャカチャの足下を見ると、少し高めのヒールのサンダルを履いていました。『オッ、オシャレなヤツを履いてるな!』と言うと、『いいでしょ』と言いながら、自慢げにカチャカチャ足踏みをしました。
ついこの前まで、上も下もない裸足で外に飛び出していたヤンチャ娘が、気がつくと、もうこんなサンダルに興味を持つ娘になっていたのです。

★事ほど左様に、興味関心が広がりそして移ろい、人との交流の中で新しい知識を得ながら、どんどんキャパシティーを膨らませ、成長していく。
そんな感慨を孫に見た秋の夕暮れでした。

ポチッといただけば感謝感激です!

コメント

artkazukoさん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★コオロギ、あの姿とは似ても似つかぬきれいな高い声で秋の夜を演出しますね。私の家の庭でも以前はいっぱいコオロギが鳴いていて、息子が飼っていたカメのエサにするほどいたのですが、隣に駐車場が出来てから、めっきりコオロギの声が少なくなりました。来年は近くの草むらでたくさん捕ってきて、庭に放とうと思っています。

芭蕉が今の時代に現れたら、どんな句を残すでしょうね。
特に都心の超高層ビルとビル風、人人人人の群れ、四六時中流れる音の洪水に・・・(笑)

私の生息場所では、今、時折聞こえる行きかう車の音をバックに、こおろぎ?たちが一生懸命鳴いています。

とても涼しく過ごし易いです。

おちゃめさん、こんにちは。

★ありがとうございます。
★夏の暑さでヘトヘトになっていただけに、初秋の夜の涼風のなんと気持ちがいいことでしょうか!。日本の季節の移ろいはホントに上手く出来ていますね。
★秋雨前線が遠のくと、やがて秋晴れの日がやってきて、紅葉に時期です。しばらく秋を堪能できますね。

夜の街灯の灯りをじ~っと眺めていたくなる絵ですね。
秋になって空気も澄み、きっと音も遠くのほうまで透るんでしょうかしら~♪
そして自分も子供のような興味深々の心のままの感性をいつまでも持ち続けたいですね。

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