河川敷風景

河川敷風景
★この作品は以前、展覧会に出した環境問題ポスターを少し加工して見ていただいています。

★最近のコマーシャルで『池と沼の違いってなに?』と聞くと『カッパが棲んでいるかどうかだよ』と答えるのがあります。この会話が面白くて、いつも見ているのに、『あれ、どういう商品のコマーシャルだったかな?』と肝心のことが思い出せません。テレビコマーシャル提供者の方、お気の毒…。でも、とても好きな会話です。

★さて、池、沼、湖、の違いはともかく、それらが美しい風景をつくり出す自然界の重要なパーツであることに間違いはありません。
私の家から1キロほど南に木曽川が滔々と流れています。河口から40キロぐらい上流にあたるでしょうか、このあたりから濃尾平野に入りますので、河口に向かってさらに川幅がひろくなり両岸には広大な河川敷が出来ています。上流からの土砂が堆積し、川筋の蛇行が少しずつ変わりながらつくりあげてきた、気の遠くなるような長い自然界の営みの風景です。その河川敷は竹藪や雑木が密集し、足を踏み入れるのを躊躇するようなところもあります。
木曽川筋に住む古老によれば『このあたりの河川敷は電柱も家も、なんにもないんで、昔は東映の時代劇の撮影によく使われたもんじゃ、片岡知恵蔵なんぞも来たデ~』と自慢げに語っていました。

★私は、この木曽川堤防を下って桑名市方面へ行くことがたまにあるのですが、途中に特に気に入った河川敷風景があるのです。低い雑木が密集した中にポツンポツンと大小の池(沼?)が点在し、そこで釣り糸をたらす人が見えて、池と池とをつなぐ小道を釣り竿を担いで走る子どもが見えて、そのずっと向こうに光りながらゆっくり流れる木曽川が見えて…。いつも堤防のその眺めの場所でクルマを停めてタバコ一服をしたのです。
それが、つい最近、久しぶりにそこを通ったら、なんと辺りの樹々が全部伐採され、雑草の地面は全てめくられ、何にもない広い赤土の風景に変わっていました。その中に残された池だけが所在なく点々としていました。もちろん釣り人の人影もありません。
多分、そのうちに、この河川敷も公園かパターゴルフ場にでもなるのでしょうか?

★こういうところって全国にいっぱいあるのですね。土地の有効利用とか言って運動公園やファミリーパークのようなものに変容してしまった河川敷はこの地方にも多くあります。
考え方は人それぞれでしょうが、そこにある自然にすこしだけ手を加えて危険な部分だけを取り除くなどの整備をすれば、それだけで立派な公園になるだろうにと思うのですが、なにも根こそぎ大地をめくってしまわなくても!。

それぞれにお気に入り風景をお持ちの方、ポチッとください!

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