
★以前の個展にかけたイラストです。そのとき我が家のみんながお世話になっている病院の院長さんご夫婦が観に来てくださり、この絵ともう一枚の絵を待合室にかけたいからとおっしゃって、お買いあげいただきました。いまでも、他の絵とのサイクルでその病院の待合室に何ヶ月おきにかけていただいています。診療科の中に小児科もお持ちの医院なので、この絵がなにか患者さんたち、特に子どもさんたちの元気を呼び戻す要素があると、もし、その院長さんがお感じいただいてかけていただいているとしたら、これに勝る喜びはありません。
★さて、成長するほどに、大人に近づくほどに、夢がふくらむ。例え、実際は最初に抱いた夢がはずれても、その場その場で、その時々で、また自分の可能性や新しい目的を探すことができる…。そんな生き方の出来る時代を私たちは過ごしてきたように思います。
★でも、どうも今の時代はそれが困難なように感じられなりません。何故でしょう?
自分の将来にたった一つの選択肢しか持たなくて、それが出来ないと‘夢破れたり’と感じる脆弱な若者、破れてもまた次の夢を探せばいいのに…。あるいは、可能性の低い極めて狭き門のみをめざす親と子、もっと他にキミを最大に生かす道を探せばいいのに…。
私の周囲にも、こんな若者が結構います。
★しかし、彼らが悪いのではありません。大人社会の中に自分の輝ける未来を見いだせないから、成長すること、大人になることへの希望も見いだせないから必死になるのでしょう。もちろん、今が、どちらかと言えば暗い話題の多い社会であることは否めないのですが、でもキミたちの未来はもっといい社会になるという大人の気概が、先ず親に必要ではないでしょうか。ちょっと古風ですが、貧乏でも精一杯明るい姿を常に子どもには見せておきたいものです。自由であかるい環境の中で育った子どもたちなら、そんなに落ち込まず、悲観もせず、そのときどきに随所で自分を生かす大人に近づいていくのではないかと思いますが…。
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