「ねこ」

「ねこ」

★記録破りの連日猛暑日が続く昨今、冬の防寒着のことをあげるのはどうかと思うが、これには理由がある。

★この「ねこ」と呼ばれるちょっと民芸的な趣の防寒着の話題をもう何回もテレビで見た。
その地域その土地だけに伝承されてきた衣食住の様々をカミングアウトする、みのもんた氏の例の番組でも、この「ねこ」は2回も取り上げられ、それに追随するように地方TV局の旅番組などでもよく紹介されていた。

★「ねこ」のふるさとは長野県南部に位置する南木曾(なぎそ)と言う小さな町だ。テレビで何回も取り上げられるものだからすっかり有名になり、全国から買い求めに客が訪れるらしい。そのために「ねこ」は品不足になり、町中のご婦人たちが総出で「ねこ」製作に励んでいると、昨年の秋頃だったと思うがその番組では報じていた。

★『これでは冬が近づく頃に買いに行っても、売り切れてしまっている違いない。』と言うわけで、以前から欲しかった「ねこ」を買いに、先月半ば、家内と一緒に南木曾町に行ってきた。
私の家から高速を使って2時間ちょっと、そのお店がどこなのか分からないので、まずナビで中央線南木曾駅まで行き、そのあたりの道を流していると「みのもんたさんのテレビで紹介された店」と看板が掛かった店を見つけた。

★店の中には、いろんな柄の「ねこ」が山と積まれていた。またその店の売り子の奥様の素朴で温かいこと!、「ねこ」の歴史、作り方、使い方、等々優しく面白く話してくれた。

★背中に軽いお布団を背負っているようで、前からは細い掛け紐が脇に少し見えるだけだ。だからこの衣装、昔の人たちは割烹着や作業着下に、外出の時は羽織の下に着たらしい。すなわち上着下の防寒着だったのだ。前から見ても着ているか分からないという利点を生かして、現在でも、寒い日には、若い子たちが背広の下に着たり、制服に下に着て通勤しているそうだ。厳冬の信州ならでは衣装である。

★そんなわけで、私たちも今年の冬が楽しみなのである。ジャケットの下に「ねこ」を着けてポカポカ背中で外に出よう!。

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