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倒れない枯れ草

倒れない枯れ草

★木曽川中流域の彼方此方にあった広い河川敷の多くはブルドーザーが入り、雑木が倒され、藪を掘り起こして平地になり、そこに球場やテニスコートや変な観光施設が出来ています。悠々たる木曽川の流れとそれらは全くアンバランスな光景です。

★でも、私の町から数キロ下ると、まだ手つかずの河川敷風景が見られます。雑木と雑草に覆われた其処は小さな水溜まりが方々にあって、釣り人達が付けたのか、道らしき踏み跡が木々の間を縫っています。私も過去、この場所を何回も作品のモチーフにして描いてきました。
この作品も此処での先日の風景を描いたものです。
辺りは川風に倒れ重なった枯れ草と葉の落ちた雑木林が広がり、まだ冬の光景でした。

★でも水溜まりに近づくと、そこには、昨年の夏に繁茂した丈の高い草が枯れたままの姿で、まだ立っていました。その頑丈な雑草は乾ききって枯れ枯れになっているのに、川風にも倒されないで立っているのです。近づいて覗き込むと薄黄色の枯れた茎がシューシューと真っ直ぐに伸びていて、その一本一本の細い円柱に差し込む陽光が当たり光っていました。いつだったかSF映画で観た異星の風景を思い起こさせる空間でした。
さらに根元に目を移すと、小さな緑がポツポツと地面を割って顔を出していました。
新しい命の芽吹きをガードするために、倒れないで必死で冬を越し立ち続けてきた水辺の枯れ草群なのです。

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『花が上がってくる』 ということ

『 花が上がってくる 』 ということ

★以前にも書いたが、家内が町内の近隣ケアグループの責任者をやっているので、そのお手伝いである。
今年も年度末が近づいたので、ケア対象の年齢歳以上の18名のお年寄りのお宅に届ける花鉢を車に積んで、そのお宅に花鉢を配り届けた。ご夫婦ともご健在のお宅には2鉢、一方だけが年齢に達したお宅には1鉢いうように配ったのだが、そのお宅を間違えて、戻って慌てて玄関先から撤去して、お隣の対象のお宅に配り直したりしながら、やっと配り終えた。

★この寄せ植えの花鉢、私がずっと以前に勤務していた美濃市で友人になった花屋のコウちゃんに無理を言って作ってもらったものだが、さすがその道のプロは考えることが違う。
『玉さん、お年寄りにせっかく花鉢を贈るのだったら、年寄りが体を動かして毎日しっかり花の世話をすれば、少なくとも3~4ヶ月は花が咲いている鉢にしないとダメだよ。そういう楽しみを贈ることが大切なんじゃないか?。』と、コウちゃんは言うのである。そんなわけで春から夏にかけて、そのときどきに咲く5種類の花を寄せ植えにしてくれた。そして、世話の仕方も詳しく教えてくれたので、それを札に書いて鉢に添えて配った。

★そのときに、少なからず感銘を受けたコウちゃん言葉がある。こう言った。
『一つ一つの花は必ず咲き終わるが、終わった花をいつまでもそのままにしないで、摘み取るなり切り取るなりすれば、次に待ちかまえている新しい花がドンドン上がってくる。』と。

★『次に待ちかまえている新しい花がドンドン上がってくる。』というくだりが特に気に入った。
なるほど!花に限らず、命、生き方、物、全てに当てはまる。
若い連中が斬新なセンスで突き進もうとしているのを私たちが因習や世間体で押さえようとしている場面は無いか?、あるいは、自分自身を振り返ってみても、一つのことに固執する余り、もっと別にある可能性に目を閉じていないか?、等々、さまざまを思い起こさせてくれたコウちゃんの言葉である。

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