阿吽(あ・ん)

阿吽(あ・ん)
★先々週、隣の町の小さなギャラリーで、S先輩の作陶と私のCGの第9回二人展をやりました。作陶とCGという両極端の作品を楽しみに待っていてくださる街の人々に後押しされて、この二人展も、もう9年目を迎えることが出来たのです。

★そのS先輩は毎回、作陶作品の中に何対かのコマ犬を出品しています。それぞれに少しずつ阿吽(あ・うん)の表情を違えて、それは見事な出来栄えです。ご存じにのように、口を開いた阿形の表情、口を閉じた吽形の表情、いわゆる阿吽の表情です。よく気心が知れた二人のことを『阿吽の呼吸』というような言い方をしますが、実際の阿吽の意味はもう少し深いようです。

以下、S先輩から聞いた「阿吽」の深~い話です。

★コマ犬のルーツは百獣の王ライオンをモチーフにした霊獣獅子像を造形した古代エジプトです。その代表的なものがスフィンクスですが、よく帝王の椅子の肘掛けや石造建築の柱などに彫られた獅子像は映画や写真などで眼にすることがあります。
その獅子像がシルクロードを経て東洋に伝わり、やがて、その獅子像に東洋的思想や宗教哲学が付加され、コマ犬(高麗犬→狛犬)になったと言われています。とりわけ、そこに生まれた「阿吽」の表情は、東洋的思想や東洋の宗教哲学ならではのものです。

★「阿」は梵語で「物事の始まり」を意味します。「吽」は梵語で物事の終わりを意味します。だから「阿」と「吽」の間は物事の過程を意味します。言い換えれば、生と死の間にある人生そのものです。さらに大きく考えれば、「阿」と「吽」の間は生きとし生けるもの、森羅万象、全てです。
私たちが神社に参拝すると参道の両脇に必ず阿吽の表情のコマ犬が、寺社に参拝すると山門の両脇に阿吽の表情の仁王さんがいます。その間を私たちは通ります。いま与えられている生を満喫し、その幸せに感謝し、幸せを願い、阿吽の間を歩いているのです。

あと一ヶ月も経てば初詣に神社仏閣を訪れることになります。今年はS先輩から聞いた話を心にとめながら、ちょっと心して参道を歩こうかと思っているところなのです。

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雪虫

雪虫
★11月4日の朝8時ごろ、坂本峠の晩秋風景を見に行こうと玄関を出てクルマに乗ろうとしたとき、目の前にファ~と雪虫が飛んでいました。ついこの前、『昔は、この季節になると、よく雪虫が飛んでいたのに、最近は見かけないなぁ~』と、家で話題にしていたばかりなので、まるで、その健在を誇示するかのような彼女の出現でした。

★子どもの頃、雪虫…、宙を飛んでいるわりにはちっとも敏捷さがなく、手で叩くと手のひらに白い綿のようなものを付けた小さな虫がくっついていました。雪虫を追っかけて遊ぶ日が続いて、間もなく初雪が降りてくる。雪虫の出現の数週間後に初雪が降るという確率は、ほぼ100%だったように記憶しています。まさに彼女は冬の到来を告げる妖精でした。
ずっと後になってから、この不思議な雪虫、実はアブラムシの一種ということを知って『なんじゃ、アブラムシかよ…』と、ガッカリしたことを思い出します。

★さて、美濃と飛騨を分ける坂本峠を越えて少し飛騨側に下ると谷の向こうに、山一面を覆い尽くす落葉松林があります。辺りは、すっかり紅葉の時期が過ぎて広葉樹の葉は落ちていました。ここの落葉松も全体が茶色くなり、もう一回強めの木枯らしが来るといっせいに針葉が空に舞うのではないかと、思われるようなギリギリの落葉松晩秋風景でした。
この針葉が空に舞う様を見たくて、しばらく待っていたのですが、自然はそう私に都合のいいような光景を簡単には見せてくれません。
でも、意外な光景に遭遇しました。落葉松林の上に一時間ほどの短い間ですが、雪が舞ったのです。
次の日の天気予報で、『昨夜、坂本峠一帯に例年より二週間ほど早い初雪が降り、数センチの積雪があった。』と、つたえていました。

★4日の朝に見た雪虫、彼女を信じるとすれば、私の街にも間もなく初雪が降りてくるでしょうか…。

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ニンニク卵黄玉

ニンニク卵黄玉

★本日は、あなたのPCの画面を通して、プ~ンとニンニクの臭いをお届けいたします。

★私は結構サプリ好きで、テレビや通販雑誌にそそのかされている一人ですが、このニンニク玉だけは、もう十年以上前から毎年、自分でつくって飲み続けているのです。どうも、疲れにくい体質づくりには、このニンニク玉が一番いいようで…、と信じ切っているのです。
実は、ずっと以前、家内が何処かのお年寄りから聞いてきた「ニンニク玉の作り方」を、忠実に受け継いでいるだけですが。

★青森産の福地六片などいう高級ニンニクでなくとも、昨今話題の中国産のニンニクでもいいから、出来るだけデッカイやつが10株ほど必要です。小さいやつは皮を剥くのが超大変。
根の方の芯を切って、おおよその皮を剥いて、一晩水に浸けておくと、最後の薄皮が浮いてきてズルッと取れるのです。一方でニンニクの繋ぎのためと、養分効果を上げるためにタマゴの黄身を6~8個用意します。
あとは上記の解説どおり。
焦げないように混ぜる手を動かしっぱなしですので若干、根気が必要です。

★ただし、このニンニク玉づくり作業、窓を開け放っていることができる時期のうちにされることをお勧めします。窓を閉め切った冬にでもやろうものなら、訪問客が強烈な臭いに鼻をつまんで退散されること請け合いです。でもニンニク玉になった段階では無臭です。
毎食後に2~3粒、今日も元気でお絵描きを!!

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ワタリ

ワタリ
★もう今や喫茶店のモーニングサービスもかなり全国的にも広まったやに聞きますが、私はそれが当たり前だと思っていたものですから、以前、東京への出張のおりに喫茶店に入って驚きました。『コーヒーください。』と注文したら、ホントにコーヒーだけしか出てこなくて、『なんじゃ、コーヒーだけかよ…、ゆで卵も茶碗蒸しもサラダも何にもないのか、東京の喫茶店はサービスは悪い…』とガッカリしたことがあります。
コーヒーをオーダーしたのだからコーヒーだけが出てくるのは当たり前のことなのですが。

★つい先日、私の町を流れる木曽川の対岸の町、愛知県一宮市で恒例になったモーニングサービスのコンクールなるものがありました。近在の喫茶店が参加して自店のモーニングサービスの豪華さと安価さと美味しさを競うのです。そうなんです、モーニングサービスの発祥の地はこの愛知県一宮市なのです。おかげで、このあたり中部圏の喫茶店は、どこもモーニングサービスが徹底しているのです。
350円~400円でコーヒーを注文すると、ゆで卵、茶碗蒸し、サラダ、ジャムトーストが付いてくるのがほぼ定番です。店によってはフレンチトースト、目玉焼き、温泉タマゴ等々、工夫を凝らしたサービスをしていて、『おい、これで350円なんて、大丈夫かよ…』と、お客が心配するほどモーニングサービスにリキをいれる店もあります。
私の知り合いの店主は、モーニングサービス対応のために、朝早くから養鶏場に行ってタマゴを仕入れたり、自分の庭で菜園をつくりサラダ材料をまかなったり、大変な苦労をしています。

★しかし、我々はそんな苦労は一向に気に止めず、よりモーニングサービスの充実した喫茶店を探します。
『ちょっと、週刊誌でも読んで来ようか。』と、ウイークディーの午前中に喫茶店に行こうものなら男性は大変です。どこもご婦人方でポンポンです。慌てて出てくるわけにもいかず、コーヒーで流し込むようにトーストや茶碗蒸し、サラダを飲み込んで、早々に店を出るのです。週刊誌の酒井法子の記事を読むどころではありません。

★彼女たち、毎朝ここで社交をしてから、それぞれの家事やサークル活動に向かうのです。さらに、彼女たち、何処の店が、どの程度のモーニングサービスをするのか熟知しています。だから自宅から10キロ範囲内ぐらいの店を日替わりで渡り歩くのです。まるでワタリの世界です。
実は、私んとこにも一人、ワタリが居ますが…。

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