
★私の町で夏に行うコンサートのポスターのイラスト部分です。
今年は市民の音楽家たちが出場するコンサートイベントが3回あるそうで、これからそれぞれに異なったポスターをつくっていかなければなりません。毎年のことですし、そう演奏楽器や内容が違うわけではありませんから、ポスターのイラストもそのうちネタ切れになりそうです。出場者のなかに例えば、スパニッシュダンスとか、タンゴ演奏とか、ちょっと毛色の変わったジャンルの方がおみえになれば、また新しいイラストも出来そうなのですが…。
この絵も、これからも相も変わらずのポスターになりそうです。
★ところで、ヴァイオリンのお兄ちゃんの髪型と顔、ちょっといいでしょ。これまで、毎年何枚もの音楽イベントのポスターをつくってきましたが、気にかけてあえてそうしていることがひとつあります。それは、クラシックであろうが、ジャズであろうが、演奏者のコスチュームや髪型や髪の色を出来るだけ、そこら辺りの街角のいるトッポイあんちゃん風にしていることです。
★音楽でも、絵でも、陶芸でも、アートと呼ばれるもの全般にいえることですが、別世界のものと捉える人がまだいます。
私の先輩がある野外音楽会で演奏する若者の激しいアクションに惹かれて、スケッチブックを鞄から取り出し、その若者の演奏する姿を描き始めたところ、前にいたご婦人がやおら振り返って『音楽を聴きに来たのだから、絵なんか描かないで!』と睨んだそうです。
私にも同じような経験があります。美術館である絵を観ながら友人と普通の声で感想を交えていたら、そこにいた多分アルバイトのコンパニオンのおばちゃんが『黙って鑑賞してください』とぬかしました。
★此奴らのような『アートはちょっとハイブローのものなのよ』と言わんばかりの輩がまだいるから、アートが社会のなかに自然にとけ込まないのです。と、そんなわけで、私のポスターの演奏者諸君は全て、町のあんちゃん風なのです。
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