
★この作品、先日見ていただいた作品「地図」の相棒作品です。春の某公募展のデザイン部門に2点出そうと思っています。
★この作品のテーマとは全く関係はありませんが、まあ、地図に近い話題として‘方向オンチ’の話題など如何でしょうか。
私は全くの方向オンチで、例えば知らない町の中に車で入ったとき、道を間違えて右折してしまい、右折してしまったのだから、今度は左折して、もう一つ左折すれば、元の道に出るはずだと思って運転すると、トンでもない田舎の狭い道に迷い込んでしまうというようなことがしょっちゅうでした。そんなわけで今はナビを付けているのですが、そのナビも、狭い変な道に導かれると、前もって聞いていた風景と違うのではないか、と信じられなくなって、ナビを無視して、また迷ったりするのです。
★ですからスイスイと未知の目的地に行くことの出来る人が羨ましくて仕方がありません。私の友人にも動物的な方向感を持った人がいます。以前、某美術館に出向勤務していたときの職場の友人ですが、企画展関係のいろんな作家や講師のお宅に彼と依頼訪問することがよくありました。殆どが県外の初めての土地にお住まいのお宅でしたが、彼は、住所だけを頼りにして、道々の案内標識や交差点にかかっている町名などをチラッと見ながら、ピタッとその目的のお宅の玄関前に車を停めるのです。まだナビも普及していない時代のことですから、この友人の確実な方向感は信じられませんでした。
世界中の海を泳いで、自分の生まれた川に戻ってくるサケ、目印のない大平原を餌を求めて何日もさまよってもちゃんと子どもの待つ岩陰に戻ってくるライオン。私たちはこの友人のことを『人間として進化していない、動物に近いカンの持ち主』と、冗談を言ったものです。
★さて、私の方向オンチ、どうも遺伝するようで、私の長男も方向オンチです。彼が中学校か高校の頃のことです。一度通ったことがある道を辿って目的地に行くとき、私もすっかり道を忘れていて、『オイ、この交差点、右だったかな、左だったかな』と聞くと、彼は『右!』と言います。『そうか、なら左へ行こうか』と、彼の反対に行くとだいたい目的地に近づくというセオリーが我が家にありました。
彼の逆ナビ、結構役に立ったのです。
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