
★多くの嫌煙家の皆さんごめんなさい。『何で今の時代にタバコの話題なんか!』お怒りの顔が画面の向こうに見えるようです。
正月に「タバコをなんとかしなければ」と書いたものですから…。
★以下、私の懺悔と反省?の一文です。
★平成の初め頃だったか、禁煙教育に取り組んでいた某高等学校の興味あるアンケート結果を見たことがあります。『あなたが最初にタバコを口にしたのはいつでしたか?』という設問に対して、どんな答えだったと思われますか?、なんとそのほとんどが『小学校のとき』と答えたのです。家族の者や親戚のおじさんたちが吸っているのを見て、自分も興味本位で一本口にしたけど、まだ小学生なので「おい、止めろ」と言われた程度で、そんなに叱られなかったのでしょう。
★実は、私もこのアンケート結果の高校生諸君と同じ道をたどりました。オヤジが煙突のような猛愛煙家だったものですから、中学校の頃、一本くすねて、隣の神社の境内に行き、一人で不良ぶって吸いながら、ゲッゲッと煙に咽せていたものです。ノドが煙りに慣れて、しっかり定着(?)したのは、高校生の頃でしょうか。
★加えて、煙の定着を一層早めたのが当時のフランス映画です。
当時、フランス映画が全盛でした。アメリカ映画の西部劇やスペクタクル映画のスケールのデカイのと違って、市井の人々の何気ない生活やその隣にある悪を描いた現実的なフランス映画が大好きでした。日常の生活が背景ですから、タバコをカッコよく燻らせる画面が至るところにありました。タバコが画面を繋ぐ陰の主役といった感があると思いました。また、たしか高一の頃見た、「芽生え」というジャクリーヌ・ササール主演の映画では、彼女が自転車に乗って恋人の彼の家の前に行き二階にいる彼に『タ・バ・コ!』と日本語で言いながらタバコの箱を投げてプレゼントするシーンを見て、後で調べたらタバコの語源はポルトガル語だったと知ったのもそのころです。
★かくして、私は仲間たちと午後の授業を失礼して、映画館に足しげく通い、みんなでタバコをプカプカやりながら『カッコエエ!』と騒ぎながら画面に見入ったものでした。
以後、学生時代もずっとお気に入りの銘柄は、あの時見た『タ・バ・コ!』のシーンにちなんで、真っ赤な箱の「AAA」でした。
★そして10年後、こんな私でも、二人の子どもが生まれる前後の4〜5年間は完全に禁煙しました。ところが職場の旅行で一本もらって吸ったのがきっかけで再びタバコとの付き合いが始まりました。いつだったか職場検診のとき、タバコのことを聞かれたので、『4年間、禁煙したことがあります』と言うと、『惜しかったですね〜、禁煙効果は5年目から始まるのですよ』と言われ、禁煙したことなど、言わなきゃよかった…、と思ったりしたこともありました。
★現在は家でも職場でも、ホタル族の仲間、職場では6階のベランダに共同灰皿が、一人二人とホタルが集まってきます。『寒いですね〜』と先ず一声、『風で消えるな〜』と言いながらライターをカチャカチャします。やっと火のついたタバコを吸い込みます。フ〜ッと吐くと、煙は北風に乗ってはるか伊吹山の方向に消えていきます。
「そうまでして吸わなくてもいいのに…」と世間、その通りです。
懺悔にも反省にもならない私記でした。
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