オートバイ

オートバイ

◆これも以前アップした落選3部作のうちの1点です。まあ、それはいいとして、きょうはオートバイ乗り(カブみたいなやつじゃなくてでっかいヤツ)の話です。

◆私はオートバイに乗ったことがありませんので、オートバイのことは全く分かりませんが、オートバイ乗りの連中をみていると、その一種独特の感性というか、こだわりというか、そんなものに羨ましくおもうことがあります。

◆私が大垣の職場に勤務していたときのことです。若い友人が‘根尾の薄墨桜'を見に行く途中、私がここの3階に勤務していることを思い出し寄ってくれたのです。久しぶりの出会いに、懐かしい昔話は尽きませんでした。その話の途中で、彼がフッと窓から外に目をやり、いきなり『アッ、アイツが待っているので、もう行きます』と言うのです。
私は、連れの人を外で待たせていたのかと思い、窓から下を見ましたが、それらしき人は誰もいません。駐車場の端に、でっかいチョコレート色のオートバイが停まっているだけでした。彼の言うアイツとは、そのオートバイのことだったのです。

◆3階から見ていると、彼は後ろに積んだ箱のような物の中から革ジャンを出して着込み、ヘルメットをかぶり、オートバイにまたがり、発進する前に、オートバイの腹の辺りを『よしよし』と言うように、ポンポンとたたいているように見えました。

◆後から、オートバイに乗っている何人かににそのことを話すと『そりゃ当然でしょ』と言わんばかりの答えばかりが返ってきました。彼らにとってオートバイは、まるで命を持ったマシーンなのです。

◆自分を待っていてくれると感じるような‘物'ってありますか?
私は無いなぁ、羨ましいと思いました。

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