キノ

キノ

◆何年か前、ある出版社が某小説の読書感想文ならぬ読書感想イラストを募集していたので、お遊びで暇を見つけて応募しようと思い、その本を買いに本屋に行った。結構なシリーズ本だった。その中の一巻を買い読んだ。何とも荒唐無稽な内容で、詳しい内容は全く覚えていない。

◆ただ、そのとき『こんな本は、そう誰もが読んでいるわけがない、イラストの応募だって、きっと少ないぞ、もしかしたら…』と、取らぬ狸の皮算用をはじいたことを覚えている。そして応募、そして見事に落選。このイラストはそのときの落選イラストである。データのままずっと、日の目を見なかったので、ここにアップした。
後で知ったが、この本、多くの若者の支持を受けていると聞いた。その後、アニメにもなっていると聞いてビックリした。
その本の内容が分からないと、このイラストの意味も分からないが、内容を書いていると長くなるので省く。まあ、こういう情景画としてご覧いただきたい。

◆やっぱり、もう少し、この本のことを書こう。主人公の無国籍スーパーマン、虚無的でニヒルな男、名をキノという。バイクに乗って町から町へ放浪の旅をしている。街々で遭遇する事件を冷徹に素早く解決というか、処理をしていく。その街々で遭遇する事件一つ一つが、現代社会の矛盾の縮図と作者は言いたげに見える。構成としては名作「ガリバー旅行記」や私の好きなアニメ「銀河鉄道999」に似ているようにも感じるが、バイクや拳銃などの何げな説明が妙に詳しくてオタクっぽい。

◆ただ、キノくんならずとも、「一人旅、放浪、知らない町、未知との出会い」っていうのは、そんな機会がある筈がないからこそ誰でも憧れる。

◆小説「キノの旅」、もし興味があったら。でも私のように一冊読みきらないうちに『つまらん…』と投げ出すかも。

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