無彩色

無彩色

◆前回同様、展覧会用につくった作品です。

◆なんか、こうして見ると社会派の作品のように見えないこともありませんが、そんな気張った作品ではありません。テーマは今回も環境問題を扱った啓発物ですが、そのことについては過去何回も書きましたので省略させていただいて…、

◆この作品では、全体を無彩色で表現してみようと試みました。

◆さて、「色」というのは「明暗」の表現を、ときとして狂わせます。
華やかな色相(色)の変化にばかり気を取られていると、どうも絵が薄ぺらいものになります。例えば、「深緑」と「赤」を配色して『オッ、こりゃ、ど派手でインパクトがあるぞ!』と思うと、実は、両色は明度(明るさ)が同じなので、モノクロ写真でとると同じ調子のグレーになってしまって区別がつきません。ですから色の違いだけに頼る絵は、どうしても平面的な感じになってしまいことが多いと私は思います。

◆「色」の違いと同時に「明暗」の違いも、併せて考慮したい、そんな気持ちもあって、今回は原点に帰って「明暗」だけの表現をしてみました。

◆◇私は、どうしても「色」の違いだけで人を見てしまうので…、単純ですから…。

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