
◆この作品は3年前に、某全国公募展のデザイン部門で奨励賞をいただいたものです。テーマは“NO WAR”です。ここではキャッチコピーを外して、イラスト部分だけを載せました。
◆今、現在も世界のどこかの国々の人々は戦火の中にいます。その原因となる宗教対立、民族・部族の対立、イデオロギーの対立、領土拡張への野望、為政者の覇権争い、いずれも理解し難く、自分の立場に置き換えることが出来ません。ですから、このテーマのポスターはどうしても客観的捉えになるのでは、と、描くのを尻込みしてきました。
◆しかし、その戦禍を被り、家族や兄弟、仲間を失い、さらに荒れ果てた土地で飢餓に苦しみ、貧困にあえぐ人々の苦しみは、自分に置き換えることは出来るし、その不条理に怒りと悲しみを禁じ得ません。
◆絵を描くものは絵で、文章を書くものは文章で、それぞれが自分のカテゴリーの中で、例え「所詮、客観的」と言われようとも、“NO WAR”への発言していかねば、と思うのです。
◆何処かで、誰かが、歯車の動きを狂わせる、それは次の歯車へ、また次の歯車へ、全体の歯車が取り返しのつかない勢いでビュンビュン回り出す。日本が世界を巻き込んだ先の大戦もそうだったと思います。いま、核保有の国々が増える一方の世界で、こうなったら、もう、この歯車を止める手だては無いのです。
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