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書斎暮色/切り絵

書斎暮色

★秋がいよいよ深まっていく。この時間のこの場所はついこの前まで熱射線のような陽光が西の窓から射し込んでいたのだが、今はもう夕陽が伊吹山あたりの山並みの向こうに落ちかけている。陽が落ちきってしまうと急に寒くなるのだが、この数十分間は適当な暖かみがまだ部屋に残っていて心地よい。

★この時間、じっとこうしていると、ただ気持ち良くて、忘れてはならないことも、忘れてもいいことも、全て忘れてしまう。そしてあくびを繰り返しながらついに睡魔に負ける。

★『食事ですよ!』と、下からの家内の声で目が覚める。外はすっかり暗く、部屋は初冬のような寒さになっている。『風邪ひいたかな…』と独り言をいいながら階段をおりる。

★そんな秋のひとときの光景を切り絵にしてみた。

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だまし絵ふう切り絵

だまし絵ふう切り絵
★以前、金沢での会議に行ったとき、なかなかのお面をお土産にいただきました。有名などこかの神社の貴重なものと、詳しい説明がありましたが、忘れました。ただ、極彩色の派手さといい、表情といい、大変気に入って有り難く頂戴したのです。ずっと壁に掛けていたのですが、これをモチーフに切り絵にしてみました。

★さて、その切り絵、私は、好きで結構つくってきたのですが全く素人なので、手順や作成方法は我流です。切り絵の厄介なところは出来上がったもの(紙)全体が一枚につながっていなければなりません、当然ですが…。途中が切れていたり、シマ(島)になったりしていては、一般的に言う切り絵ではありません。どのようにして全体をつなぐかを考えながら切っていくのが、切り絵づくりの楽しいところでもあるのです。

★以前は雑誌などで見る、切り絵作家さんのやり方どおりに黒い紙を切っていたのですが、紙が黒いために、切り抜く線が分かりづらくて大変でした。そこで考えた方法が、白い紙に自由に鉛筆で絵を描いて切り抜くやり方です。切り抜いた後、鉛筆の線がいっぱい残っていて汚いのですが、その上を、ホームセンターに売っているスプレー塗料をかけて消せばいいのです。効率的で仕上がりも早く、黒い紙に描かれた見え難い線を追っかけて切り抜くという煩わしさもありません。

★この切り絵は、白と黄色と黒のスプレーで、台紙と作品に別々に着色して貼ったものです。目の錯覚で、どこがつながっている作品部分か、どこが台紙なのか分からないところがありませんか?、偶然ですが、ちょっとした、だまし絵ふうの切り絵になりました。

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花火の終わり/切り絵

花火の終わり/切り絵

◆元絵は切り絵です。今夏、最後の花火ネタです。

◆夏休み中に親戚から貰ったり、買ってきたりした花火セットがまだ残っているのでしょうか、中三の彼らは手に手に花火セットの入ったビニール袋をぶら下げて集まりました。

◆でも、セットの中にあった〈ドカーン!〉と高く打ち上がる派手な花火やところ構わず〈シャシャシャー!〉とはい回るユニークな花火は、もうとっくにやってしまってセットに残っていません。この時期まで残っているのは、昔ながらの古典的で地味な花火ばかりです。そんな花火を片付けにやってきたのでしょうか。

◆近所のみんな知っている子ばかりですが、どうも、この子たち、ついこの前までの元気がありません。口数も少ないのです。ときどき大きく光る花火に『オッー』という声と笑顔が見えるだけです。この前、ここで大はしゃぎで花火に興じてしたコイツらとは大違いです。奇声も上げず、水をはったバケツもちゃんと近くに用意して花火マナーも完璧です。

◆1時間ほど、ボソボソ話しながら花火をやっていたでしょうか、最後に、一人一人が小さな線香花火を持って同時に火をつけました。4人の花火の火玉が完全に消えると、4人は拍手をしました。〈さあ、これで夏休みは終わったぞ〉という拍手でしょうか。そうです、こちらの中学は二期制で、明日から後期の始まりです。

◆『バイバイ』とか言いながら、それぞれに帰っていく彼らは、まるであの映画《スタンド・バイ・ミー》の最後の帰宅場面さながらの後ろ姿でした。
◆こいつら、この夏、また大人になった、と思ったのです。

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いまこそ/切り絵

いまこそ

◆瀬戸内海の小さな漁村の浜辺で山国の中学生達が海の広さに感動してか、思い切りはしゃいでいます。そこを私の若い友人である写風人さんがカメラにおさめました。その写真を彼に提供していただき切り絵の作品にアレンジしました。これは、その切り絵をデジカメで撮ってジフアニメをほどこしたものです。
◆中学校の3年生のとき、大学を卒業したばかりの佐古先生という男の音楽の先生が赴任して来られました。私は音楽は大の苦手でしたが、この先生の説教が好きでした。結構抽象的な難しい言葉でしたが、それがまた私たちを子どもと見ないで大人と同等に話してくれているようで好きだったのです。その中でこんな説教がありました。
『お前達のなかには、高校になったら、就職したら、そのときはチャンと真面目にやるから、と思っているヤツがいるだろうけど、大きな思い違いだぞ、いま、現在の生活を真剣に出来ないヤツにいい未来が掴める筈がないだろう。いまの積み重ねがそのまま、お前達の未来なんだぞ!』と、佐古先生は、当時不真面目の極みだった私の方を見て言っておられるような気がしたものです。
◆郷里の友人によれば、まだ佐古先生お元気の由、お会い出来る機があることを願っています。

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未来/【切り絵】

未来/【切り絵】

★えらくメッセージ性のありそうな切り絵になってしまいましたが、今日の作品はそんなのではありません。どんな親でも抱く子どもの未来への期待と憂慮を切り絵にしてみました。
★親ならだれでも我が子を見ながら『この子は将来、どんな人生を歩んでくれるのだろう?』と思うものです。大半の親はさまざまな紆余曲折を経て今があるわけですから、自分よりは幸せで豊かな生活をつかんでほしいとも願います。以前、幼稚園児をもつ親御さんとの立ち話の中で、その方がしみじみ言った言葉です『この子の未来が分かるのなら、いまどんな準備でもしてあげるのに…』と。その澄んだキラキラした目に、もしあなたの未来が見えるのなら教えてほしいと…。

和・輪【切り絵】

和・輪【切り絵】

★今日はまた、何を間違ったか優等生のテーマです。あちこちに雑っぽさが目立つ切り絵ですが、こんなものも作ったということで見てください。
★私は以前《顔面痙攣》という病を患ったことがあります。特に緊張時に、右目がピクピクすることに始まり、やがてその振幅が大きくなるのです。人と話すとき、その顔を見られるのが厭で、思わず顔を伏せてしまうのです。いやな毎日でした。知己の医師に『今は、手術で簡単に直りますよ』と言われ、脳外科手術を受け完治しました。外科医療の進歩に感謝すると同時に、他人の顔をしっかり見つめながら話すことの出来る嬉しさをそのときほど痛感したことはありません。円卓の会議、円卓での食事、というのはいいですね。みんなの顔を見て、表情を分かって…。ありふれた言葉ですが、輪が和をつくるということですね。

Mes【切り絵】

Mes

当時は殆どの雑誌に藤城清治、滝平二郎、宮田雅之、三氏の切り絵の挿絵が載っていました。私も流行に乗ってその頃に切り絵を始めました。しかし、カッターの刃はすぐ切れなくなるし、少し力を入れると刃先がカチッと折れるしで、切り絵作りに四苦八苦していました。その記事を読んだのは確か滝平二郎氏の対談記事の中だったでしょうか。『医者の友人から貰ったメスで切り絵をしたが、切れ味が素晴らしい…』と。その話をある場所で話題にしたところ、偶然そこに居あわせた医師が『古いタイプのメスと耐用期限の過ぎたままの替え刃が残っていて処分しようと思っていたけど、切り絵に使って見ますか?』と声をかけて頂いたのです。爾来20年、時々新しい刃に付け替えて切り絵に使っていますが、その刃の丈夫さ、切れ味といったら他のどのカッターも比ではありません。

うるおい【切り絵】

うるおい

この前《すごい子たち》で欅中学校の秋の夕べコンサートの事を見て頂きましたが、この作品は7年前、同じコンサートの日、舞台に通じる幕の陰でドキドキしている吹奏楽部の子たちの姿を切り絵にしたものです。この子たちはもう社会人か或いは大学を卒業するあたりでしょうか。まだ楽器をやっているでしょうか?いや、楽器をやっているかどうかなどと言うことはどうでもいいのです。さらに新しい可能性を見つけて頑張っていることでしょうから。ただ、この子たちの頭からは、あのとき仲間たちと厳しい練習を乗り越え、素晴らしい演奏をして万雷の拍手を受けたという感動は消えないはずです。そのことがこの子たちのこれからの人生にどれだけの自信と潤いを与えることか、はかり知れない程大きなものでしょう。偏差値ばかりに明け暮れていると、将来、この自信と潤いを見つけるのに苦しむと思うのだけど…。

かぜ【切り絵】

かぜ【切り絵】

以前にある機関誌の挿絵のためにつくった切り絵です。もう10年以上前でしょうか、北関東を旅したとき鹿沼市で《川上澄生美術館》というところに入りました。それまで川上澄生という版画作家を全く知らなかったものですから、ここで彼の作品とそれに添えられた詩に初めて接し、えも言われぬ感動を受けたのです。〈ほのぼの〉〈さわやか〉〈あこがれ〉といった言葉を絵や詩にするとこうなるのだ、と思ったのです。そして二度と戻らぬ若かった頃の自分自身への郷愁も感じさせてくれました。この作品はその旅から戻ってすぐ、彼の作品のイメージを忘れないうちにつくった川上澄生版画風切り絵のつもりです。

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