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ボケ防止のコラージュ

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★これを始めたきっかけはこうだ。とあるイベントに参加したとき帰りがけにティッシュケースを3箱もらった。必需品なので有り難かったが、箱の四方側面にデカデカと会社名が印刷されていて、ティッシュを引っ張り出すたびに黒々とした社名が目に入る。それがその会社の狙いなのだろうが、3箱使い終わるまでそれが続くのがイヤだったので2箱目と3箱目を使う前に覆い隠すことにした。

★古新聞や広告をまとめている棚から気の利いたイラストや面白いフォントを探し出して切り抜いて、それを貼りながらティッシュ箱の黒い広告文字を隠していく。これが意外に面白くはまってしまった。まさかティッシュの箱を相手にしてコラージュを始めようとは思わなかった。

★いまでは、薬局で5箱入りのを買ってきて、次々にコラージュで遊び、終わったらまた薬局に買いに行くといった案配だ。
ティッシュの箱に手を伸ばして紙を引っ張り出す瞬間に目があってニコッとするような図柄になるように心掛けて4面にコラージュをしている。

★おかげで息子たちも孫たちも『これは面白い!』と貰ってくれている。

★そういえば、良さげなネタを選ぶ→境からずれないように切り抜く→重ねる順序を考えて貼る→作業の後片づけをする。この行程は後期高齢の私にとってボケ防止の妙薬になればと秘かに期待している。が、最後の「作業の後片づけをする」はホントに嫌々だ。

方言研究書の装丁

方言研究書の装丁

★16年前にこのブログを始めた当初から、いつかアップしようと考えていたのだがつい延び延びになり、今になってようやくアップできる。

★ずいぶん前のことだが、方言研究をライフワークとされている加藤毅氏が出版した方言研究の書籍三冊の装丁と挿絵をやらせていただく機を得た。

★話はぐっと逸れるが、松本清張『砂の器』を映像ではなく原本をお読みになった人も多いと思う。その序章部分で被害者が生前残した言葉や発音のイントネーションを探りながら捜査を進めて行くくだりがある。松本清張はそのくだりの中で当時の方言研究の第一人者とされていた4人の方言研究学者のそれぞれの学説をかなりの行数を割いて紹介している。その学者の一人が当時岐阜大学学芸学部の教授であった奥村三雄氏であり、当時大学生であった加藤氏は奥村教授のもとで既に岐阜県の方言研究の第一歩を踏み出していたのである。

★その後、加藤氏は岐阜県の教職に就くのだが、傍ら岐阜県中の町村や山間僻地を駆けめぐり方言研究に休日の殆どを費やす。上掲の3冊はその研究成果の一部である。とりわけ上段のケース入りB5版の2冊はある一つの事柄・物・状態を表現するとき、どのような言葉で表現するのか、即ち、どんな方言を使うのかを『方言地図』で解説したものである。ともに1000ページに迫る大作であり、気が遠くなるような時間と走行距離と労力を費やした調査であったであろうことは素人の私にも分かる。

★そんな書籍のケースデザインをするに当たって、何をモチーフにするかをいろいろと考えたことを思い出す。結局子どもの頃の遊び場だった藁小屋の温もりと若い頃に赴任した村の外れで見た和紙づくりの感動が思い出され、我が郷土岐阜県の私のイメージは藁と和紙であった。それをモチーフにして創ったのが上段の二つである。出来、不出来はともかく私にとって懐かしく思い出深く楽しいデザインの仕事であった。

2022賀状展

2022賀状展

★遅くなってしまったが「2022年・賀状展」である。

★私の年齢のなると、今年限りで年賀状をやめるといった一文を書き添えた賀状が毎年増えているし、ペンを取れない大病の先輩方もいる。歳を重ねればいつかはそんな日も来る、致し方のない事だ。

★願わくば、その日が来るまでは健康でいたい。そして手作り賀状を創り続けたい思う新年である。

チョッと喫茶店バッグ№8

チョッと喫茶店バッグ№8

★チョッと喫茶店バッグ№8を創ったので見ていただく。先の№7を見てただいたのが2018年の4月だったからほぼ2年ぶりのバッグ創りである。今春はコロナ感染防止で長期間ステイホームが続いた。その暇々にこのバック創りに取り組んだ。5月半ばに仕上がったので既に使用している。なかなか良い案配の出来栄えと自画自賛しているところである。

★今回のバッグはこれまでのバッグとは異なったところから発想した。
皆さんはバッグインバッグという小物をご存じだろうか。私はこの小物を全く知らなかったのだが、先般あるディスカウントショップをぶらぶらしていてこの小物に出会った。手にとって見ていたときにバッグ№8のアイディアが決まった。このバッグインバッグと同サイズの革取りをして革部分を作り、バッグインバッグを裏返しにしたものを内部に貼り付けてバッグの内張りと内ポケットにあてたものがこの№8である。

★このバックインバッグという小物、安価だが思わぬ拾いものだった。2個セットの商品だったのであと一つ残っている。またバッグ№9が出来る。

2019/年賀状展

2019/年賀状展

★2019年、皆さんからいただいた年賀状の中から手作り感に溢れた賀状を見ていただく。

★平成終わりの歳であること、イノシシ年であること、さまざま思う新年である。

★周囲の山々で豚コレラに感染したイノシシがまた見つかった!との記事を連日みる。わが県、とりわけわが街の周辺はいま豚コレラ問題の渦中にある。私もいつもは干支のイラストを描くのだが今年はその気にならなくて別のモチーフにした。一刻も早くこの問題が治まって可愛いウリ坊をイメージできる時が来てほしいものだ。

★ともあれ今年も多くの力作賀状を皆さんに見ていただくことができて嬉しいかぎりである。

今年も二男にたかりまくる秋がきた

今年も二男にたかりまくる秋がきた

★先月20日から今年も東京の二男が帰省し、2泊3日の旅行に連れて行ってくれた。漁港風景が好きで三重県の海岸線は幾度も行ったのだがその三重の鳥羽漁港と海を隔ててすぐ其処のある愛知県の渥美半島突端にある伊良湖岬にはまだ行ったことがない。鳥羽からフェリーで行けば1時間もかからないそうだが、私は途中の見慣れない風景を見たり、道の駅に寄ったり、喫茶店でグタッ~としたりしながら行きたいので、以前から今度は三河から渥美半島伊良湖岬と二男の都合を考えずに勝手に思っていた。

★渥美半島伊良湖岬に行きたかった理由がもう一つ、この地方の天気予報や季節の節目で撮される風景に必ず渥美半島伊良湖岬が出てくる。台風接近の現場風景はまず伊良湖岬の突端の上空写真や岬の荒海の光景だし、春の訪れの一報は必ず渥美半島田原町界隈の菜の花畑やサクラの風景である。きっと私の作品ネタになりそうな風景が彼方此方の有るに違いない、と。

★私の家から目的地までは直線距離で100㎞そこそこなのに、ドライブ行程は二男が帰省してきた東名を再び戻り静岡県境で下りて海岸線まで南下して、海岸線をひたすら西に向かって走るという200㎞を超す極めて不経済な行程だった。が、岬に向かう大地の風景は日本の風景とは思えないほどの美しさだった。海から岬の中央にかけて緩やかな丘陵の大地がどこまでも波を打つように続いている。収穫を終えた畑のさまざまな土の色、収穫前のさまざまな野菜の緑色、雄大なモザイク模様の中を岬の突端に向けて車は走る。

★突端に到着すると港に鳥羽からのフェリーが着いた。横にややこしい機械をいっぱい装着した警備艇が停泊している。世界中から名古屋港を目指す船舶が通る伊勢湾の入り口がここである。二男が前もって予約をしてくれていた港近くの丘にある大きなホテルに入り、部屋の窓から白波が立つ海を悠々と進む巨大な船舶を日暮れまで見ていた。

★二日目は昨日とは異なる岬の南海岸を幾つかの漁港に寄り道しながら浜名湖に向かった。この日のホテルも浜名湖を一望する素敵な部屋だった。ただ、エレベーターも、売店も、お風呂も、ここは日本か?と疑うほど中国人観光客にあふれていた。しかし、目が合うと笑顔で「どうも~」とか、エレベーターで降りるときに「すみませ~ん」とか「ありがとう」とか自然に会釈する人が多くて、感じの良い人たちだった。

★かくして二男の財布のおかげで旅行を終えたのだが、今年は二男が旅行後も数日滞在してくれたので、朝昼晩の三食とも外食、冬を前にした防寒衣類の類、等々も二男にたかりまくった。この一週間ほど、私たち夫婦の財布は一回も開くことなく過ごせた。まるでハイエナ夫婦のような私たちであった。

チョッと喫茶店バッグNO.7

チョッと喫茶店バッグNO.7

★先にも書いたが今冬の寒さは格別だった。ここ数十年「暖冬」が続き気象状況の異常が指摘されてきたが、久しぶりに「寒い冬」という当たり前を実感した今冬だった。

★そんなわけで、この冬の私はひたすらコタツとストーブのお守りをしながら家の中に引き籠もっていたのだが、おかげで好きな革細工にじっくり取り組めた。
「チョッと喫茶店バッグNO.7」をつくった。これまで見ていただいた№1~№6はいずれも通常の手提げバッグ同様に物を横に格納する仕様だったので、ペンや小銭入れなどの小物が財布や手帳の下の埋もれてしまって取り出すのに一苦労した。そこで、今作は手帳、新書版の本、ペン、財布等々を縦入れ仕様にした。だから、外形デザインが少々縦長っぽい感じになったが、これまでのなかでは最も使い勝手が良く気に入っている。

★既にこれを持って何回も方々へ行ったが、『おっ、手作りの新作?!』と、友人たちが見てくれる。
さて、今度はどんなデザインのバッグを作ろうか…。

2017 賀状展

2017 賀状展

★2017、我が家にいただいた賀状の中からピックアップしたこのブログ恒例の賀状展である。

★私の地域では昨日8日が左義長だった。近くの八幡神社境内に大焚き火の炎があがり、人々は正月のしめ飾りやお鏡餅を置いた台や昨年中掲げていた御札などを炎の中に投げ入れて正月が終わったことを実感した。
それにしてもアッという間の正月だった。そういえばこの賀状展にしても、昨年か一昨年にアップしたのがついこの前のことだったのに、と思いながら今年の賀状展をアップした。時間の移ろいはまさに疾風のような速さだ。

★時間の早さに抗うことは出来ないにしても、つい時間を忘れるような何かへの取り組みをしたいものだ。何かが何かは分からないが…。

★ともあれ今年が始まった。満足できる一年にしたい。

2017 楽しく行こう!

2017 楽しく行こう!

★もう干支を幾回りしただろうか、でも、こうして今年も干支のイラストを描き多くの友人に賀状を発送出来ることが幸せなのかもしれない。
★年々、何かに取り組むことが面倒になり、怠け者になりつつある自分の姿が自分自身にもよく分かる。
「こりゃいかん!」と、その時々に思いながら、でも結局なにも出来ない、その繰り返しの1年がまた始まった。
★ともあれことしもよろしくお願い申し上げます。

昔の中学生二人の展覧会

昔の中学生二人の展覧会

★この夏は猛暑の炎天下に飛び出す勇気もなくエアコンの室内でジッとしているだけの老体であった。最近朝夕の風が涼しくなり始めてようやく「こんなことではイカン!」と思っていたところに、名古屋で開催されるの展覧会案内が二通届いた。いけばなの展覧展とイラストの個展で、双方とも会場は別だが会期が重なっていて、しかも偶然にも二人とも私の大昔の教え子だった。
というわけで11日に早速行ってきた。

★名鉄百貨店で開催されていた「いけばな展」に出瓶しているIさんは私が30代後半の頃の中学生で頭の良い絵の上手い少女だった。現在は立花講師として活躍しこのいけばな展にも出瓶いるのだ。
上掲は彼女の作品である。見受けるところ流派の東海地区の指導者たちの作品が展示されているようで、その観客の多さに驚いた。

★「いけばな」に全く不案内な私なりに惹かれたのは、その表現方法の多彩さである。草むらの中に潜む楚々とした自然情景をイメージさせるようなものから、強烈な大自然のエネルギーをイメージさせるような、まるでオブジェのような作品まで、自然界の解釈と表現の幅の広さに驚かされた。さらにそれぞれの出瓶者が自分の表現をいっそうアピールするために花器、剣山、水張り等々「いけばな」に付随するさまざまにまで行き届いた神経が見えた。

★上掲下段のイラストは長年「中部経済新聞」連載小説の挿絵を描いてきたOさんの原画展である。名古屋市民ギャラリーで開催されていた。Oさんは私が20代の横着教師だった頃の中学生だが、当時「こんな上手い絵を描く中学生がいるのか…」と感心したものだ。イラストレーターの彼は特に江戸時代の風俗を描くのが得意のようで、衣類、髪型、持ち物等々その時代考証の見事さも評判である。彼の軽妙洒脱なイラストはどこか懐かしい感じもして惹かれる。

★Iさん、Oさんの作品を鑑賞した後、ぶらぶらと秋に向かう名古屋の街をしばらく歩いた。二人のおかげで久しぶりに外に出た。
私も秋の展覧会の準備を急がねば…