fc2ブログ

朝摘み

asatumi.gif

★また花ネタである。私は特段 花が好きと言うわけではないのだが、彼方此方の知人から頂いた様々な花類を鉢に入れたり地植えしたりしている数十年のうちに、株分け、挿し木、挿し葉、などのコツが何となく分かってきて花鉢が増えていくばかりだ。『また増やして、冬越しのときに家からの出し入れで腰をやられないように』と周囲が言う、だが寄る辺ない老人には絶好の暇つぶしである。

★老人は花壇もやる。今年はどうも天候のせいか最初の土づくり失敗のせいか花が小さいと心配していたが、暑くなり出した途端にジャンジャン花が挙がってきた。三日に一度のペースで摘まなければ追いつかない程の勢いで花は挙がってくる。その時期が巡って来れば彼らは普通にいつも通りの逞しくも美しい姿を見せてくれる。この当たり前の自然の繰り返しに私が杞憂することはなにもないのだ。

★彼らが猛暑に耐えて頭を垂れる前、陽が上に昇る前、七時半頃に朝摘みをする。一つは仏壇、一つは玄関あたりに花瓶を置く。
これから秋口まで続く老人の日課である。

7ヶ月ぶりです。まだ止めていません

7ヶ月ぶりです。まだ止めていません

★先回のアップが1月の「賀状展」だったから、7ヶ月ぶりのアップである。

★これまでも季節の移ろいの時々やちょっとしたトピックのあったときにアップネタは用意しているのだが、結局タイミングを逸して7ヶ月が過ぎてしまった。先日、ときどきこのブログを見てくれている飛騨の知人から『ぜんぜん記事が更新されていないので、体の具合は大丈夫なのか?』と連絡があった。『行動に移すことが面倒だけど、その他は極めて健康のつもりであるが…』と答えておいた。

★そんなわけで久々の更新は今年の暑中見舞い状である。賀状のように多くは出さないが、爽やかな夏風を表現するハガキ作りは結構悩みの種でもある。

★まずなによりもここ二年間は、酷暑に耐えてコロナに怯える嫌な夏であった

初蝉

初蝉

★今回の大雨は未曾有の被害の爪痕を全国各地に残した。我が岐阜県も驚くほど激しい雨が間断なく続いた。特に私の郷里である南飛騨地方は大雨、洪水、崖崩れ等々の警報が相次ぎ大きな被害を被ったようだ。昔の友人やそのご家族、町の人々の無事を祈るばかりである。私の街もここ数日ずっと大雨警報が止まなかった。皆さんの地方も大変な激雨の毎日であっただろうと推察する。

★ようやく今朝青空が戻った。朝風を入れて湿気を飛ばそうと二階のアトリエの窓を開けると、そこの網戸にセミがしがみついていた。多分雨が止んだ早朝、殻を破って必死にここまで上がって来たのだろう。体もまだ半透明で羽も柔らかく薄いことからも殻抜け間もないことがうかがえる。
そういえば、今年初めて目にするセミである。

声の記憶

声の記憶

★昔の若い仲間たちの宴会によばれた。あの時可愛い中学生だった彼らも、はや50代半ばだから、私がいかに劣化したかを思うと寒気がする。まあそれはともかく、こういう昔の仲間と会うたびに感じるだが、顔や体型は随分変わっても、その人の「声」はいくら年令を経てもちっとも昔と変わらないものだ。

★二ヶ月程前だったか、この会の一次案内の電話をOくんがくれたのだが、私との関わりがさほどなかったOくんなので名前と顔を一致させるのに少々手間取った。しかし、受話器の向こうから聞こえる声をジッと聞いているうちにOくんの顔が鮮明に浮かんできた。そしてきょうの会の受付でOくんが笑顔で迎えてくれた。

★思い出をたぐり寄せる方法は人それぞれだろうが、私の場合は「声」の記憶だ。酒を酌み交わしながら、ジッと声を聞いていると、当時の彼らのさまざまがハッキリとした映像のようになって思い出すのだ。それぞれの家や地域のこと、ご両親のこと、彼がしでかした出来事のこと、ETC、その人の「声」は、ずっと遠くにあったその人の記憶をグッと引き寄せてくれる。

★さて、今回の彼らがビールの勢いで言ったことさまざま…。
○留学している息子がドイツ人の彼女を連れて帰省、嬉しさと戸惑いと…。
○娘が離婚、娘夫婦が住んでいたマンションのローンを引き受ける羽目に…。
○大きな旧家の実家で、母の苦労を間近に見て育ったので自分は絶対にこういう旧家には嫁ぐまいと決めていたのだが、結局、実家と同じような旧家に嫁いで、いま母と同じような苦労をしている…。
○アフリカのなんとかいう国の住宅事情改善の一助となるためにアフリカのなんとかいう国に出向いていてこの会には出られない設計士の彼…。
まあ、いずれも楽しい笑顔の会話のなかでのハナシ。さすが50代、余裕と逞しさが随所にみえる会話が彼方此方のテーブルから聞こえた。

★5年に一度のこの会、本当に楽しい。もう次回が待ち遠しい私である。

木洩れ日、尾根道、頂上、御嶽山遠望

木洩れ日、尾根道、頂上、御嶽山遠望

★私の町の北に横たわる山々は濃尾平野の北東方向の突き当たりにあたる。ここから北に向かって徐々に山々のうねりが大きく深くなり、はるか御嶽山、乗鞍岳、北アルプスへと続く。私の町の北にあるこの低い峰々は、木の国・水の国岐阜の南側の起点である。

★その峰の一つ、権現山に登ってきた。これまでも幾度かアップしたが、ここの尾根道が特に好きで、月に2~3回は通う。

★この時期は空気が澄んでいて陽光が強いので新緑のコントラストがとりわけ美しい。

★尾根道にはイタチ系の小動物と思われるフンが転がっているし、北側の谷にはイノシシ家族が数頭で棲んでいるらしい。山村の近くなら珍しくないが、かなり人気の多い市街地の近くのこんな所まで彼らが居る。『この辺りが、共生域のギリギリのところだろうか…』などと思いを巡らせながら尾根道を歩いた。頂上はすぐそこ!

玄関先2/クジャクサボテン

玄関先2/クジャクサボテン

★間もなくクジャクサボテンも終わるが、ここ二ヶ月近く次々に毎日2~3輪づつ大きな花房を見せてくれた。
赤道近くの乾いた大地を原産地とするサボテン科の花は総じて美しい。とりわけこのクジャクサボテンは息を呑むほど艶やかで華やかな美しさだ。
しかし、この花の寿命はきわめて短い。一日半ほどで萎んでしまう。横の鉢に蕾が付いた同属の月下美人にいたっては深夜に開花し、3~4時間で萎んでしまう。

★それは多分、この子たちの先祖が生きた故郷の地に関係しているのだと思う。赤道直下の灼熱の乾いた大地では開花状態を長く保つとが不可能だった。だから必死で開花している短時間のうちに受粉を媒介する虫たちを呼び寄せなければならない。この子たちの驚くほど派手で華やかな美しさは虫やハチ鳥たちを一刻も早く呼び寄せるための決死の装いに違いない。
美しくもせつないクジャクサボテンたちである。


「ねこ」

「ねこ」

★記録破りの連日猛暑日が続く昨今、冬の防寒着のことをあげるのはどうかと思うが、これには理由がある。

★この「ねこ」と呼ばれるちょっと民芸的な趣の防寒着の話題をもう何回もテレビで見た。
その地域その土地だけに伝承されてきた衣食住の様々をカミングアウトする、みのもんた氏の例の番組でも、この「ねこ」は2回も取り上げられ、それに追随するように地方TV局の旅番組などでもよく紹介されていた。

★「ねこ」のふるさとは長野県南部に位置する南木曾(なぎそ)と言う小さな町だ。テレビで何回も取り上げられるものだからすっかり有名になり、全国から買い求めに客が訪れるらしい。そのために「ねこ」は品不足になり、町中のご婦人たちが総出で「ねこ」製作に励んでいると、昨年の秋頃だったと思うがその番組では報じていた。

★『これでは冬が近づく頃に買いに行っても、売り切れてしまっている違いない。』と言うわけで、以前から欲しかった「ねこ」を買いに、先月半ば、家内と一緒に南木曾町に行ってきた。
私の家から高速を使って2時間ちょっと、そのお店がどこなのか分からないので、まずナビで中央線南木曾駅まで行き、そのあたりの道を流していると「みのもんたさんのテレビで紹介された店」と看板が掛かった店を見つけた。

★店の中には、いろんな柄の「ねこ」が山と積まれていた。またその店の売り子の奥様の素朴で温かいこと!、「ねこ」の歴史、作り方、使い方、等々優しく面白く話してくれた。

★背中に軽いお布団を背負っているようで、前からは細い掛け紐が脇に少し見えるだけだ。だからこの衣装、昔の人たちは割烹着や作業着下に、外出の時は羽織の下に着たらしい。すなわち上着下の防寒着だったのだ。前から見ても着ているか分からないという利点を生かして、現在でも、寒い日には、若い子たちが背広の下に着たり、制服に下に着て通勤しているそうだ。厳冬の信州ならでは衣装である。

★そんなわけで、私たちも今年の冬が楽しみなのである。ジャケットの下に「ねこ」を着けてポカポカ背中で外に出よう!。

ポチッと!


サボテン類の花

サボテン類の花

★今年も我が家のサボテン類が花を付けた。上段のクジャクサボテンは毎年アップしてみていただいているが、中段と下段のサボテンは初めて花を付けた。が、名前を知らない。とりわけ中段のはトゲトゲサボテンの代名詞のようなヤツだ。メジャーすぎて正式な名前を知らない。私の家ではコイツの鉢を増やして大きく育て、トゲトゲ鉢をを並べて野良猫進入阻止の武器にしようと考えていたのだが、こんな控えめで美しい楚々とした白い花を付けるとは…、少々驚いた。

★先般、仲間たちとの飲み会であることが話題になった。『今年はサツキの花付きが異常に多かった。』『これまでずっと咲かなかった庭の○○草が初めて咲いた。』『○○さんち竹藪の竹に花が咲いた。竹に花が咲くと竹が枯れると言うが本当か?。』等々、いずれも花が咲きすぎるほどの今年の状況について、庭が華やかになって嬉しいのだが、何となく気候の異常も感じて気味が悪いという話だった。我が家でも同じことを思った。

★花が咲かないと心配、咲きすぎても不安、ほどほどの咲き具合ってのを人間たちから求められる植物も大変だなぁ。

ポチッと!

夏の終わり

夏の終わり

★先日、残暑お見舞いのハガキを投函した。暑い暑いと言っているうちにアッという間に過ぎていくの夏なので、暑中お見舞い状は出さなくてもいいか…、と思うのだが、立秋を過ぎても酷暑がおさまらず、さらに彼方此方で豪雨災害の報に接すると『あいつの所は大丈夫かな?』と思ったりして、結局、残暑お見舞いのハガキを出すことになってしまう。毎年その繰り返しだ。

★ずいぶん昔のことだが、この時期になると必ずテレビに出てくるこんなJR東海のCMがあった。
親の田舎の実家で長い夏休みを過ごした子どもたちが祖父母に見送られて新幹線に乗る。車窓は緑の田舎風景から街の風景に変わっていく。そこでナレーションが流れる『来年の夏も、きっと来るからね…』と。
定かには覚えていないがおよそこんなCMだった。夏の終わりを見事に表現した情緒あふれるCMだった。
私の二人の息子はその頃、中学生と高校生だったが、遊びまくった夏休みとまだ残している宿題や課題を抱えていて、このCM画面が出るたびに『そのCM止めろ!』とテレビに向かって怒鳴っていた。
自由奔放に過ごした夏休みから規制だらけの学校に戻るイヤイヤ感は子どもの頃誰もが経験した懐かしい思い出だ。

★厳しい酷暑が続いていても、子どもたちの夏の終わりは夏休みが終わったとき、甲子園球児の夏の終わりはグランドの土を袋に詰めるとき、ちなみに私の夏の終わりは墓石や仏壇に飾ってきたアスターの花も咲かなくなり、根っこを抜いてその庭の一角を平地に戻したとき(なんとジジくさい!)だ。
それぞれがそれぞれに夏の終わりを感じるケジメを持っているのだろう。
そして、また全く趣の異なった次の季節を迎える。四季のある日本はいい!!。


夏の終わりにポチッ!

ポシェット

ポシェット

★またまた革細工の話題で恐縮ですが、折角つくったのでアップします。

★家内が仲間たちと市内の特別養護老人ホームのボランティアをやらしていただいているのですが、その施設で毎夏、入居者の方々やご家族や施設周辺の人々を対象に盆踊り夏祭り大会を盛大にやっています。
ボランティアたちはそこで出店して、焼きそば、トウモロコシ、ジュース、フランクフルト等々の物売りに大忙しだそうです。
家内は今年、フランクフルトの係になったそうですが、『焼いてケチャップやカラシを塗ったりして両手をフルに使うので、いざというときに自分のハンケチやティッシュや財布を取り出すのが大変なの。だから、それらを入れて肩から掛ける適当なサイズのポシェットをつくって欲しいの。』と注文されました。
と言うわけでつくったのが、このポシェットです。

★そういえば、自分のバッグばかりいくつもつくってきたのに、家族のバッグは全くつくったことがありませんでした。
夏祭りのお手伝いを終えて、『とても、使い勝手が良かったよ。』との感想を聞き、一安心です。


ポチェット!