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2019/年賀状展

2019/年賀状展

★2019年、皆さんからいただいた年賀状の中から手作り感に溢れた賀状を見ていただく。

★平成終わりの歳であること、イノシシ年であること、さまざま思う新年である。

★周囲の山々で豚コレラに感染したイノシシがまた見つかった!との記事を連日みる。わが県、とりわけわが街の周辺はいま豚コレラ問題の渦中にある。私もいつもは干支のイラストを描くのだが今年はその気にならなくて別のモチーフにした。一刻も早くこの問題が治まって可愛いウリ坊をイメージできる時が来てほしいものだ。

★ともあれ今年も多くの力作賀状を皆さんに見ていただくことができて嬉しいかぎりである。

第18回『二人展』ファイナル

第18回『二人展』ファイナル

★特に何かに集中して仕事をしているわけでもないのに、なんかあわただしくてアッという間に2018年が終わってしまった。

★昨年の秋、関市で毎年開催している『二人展』の18回目を無事終えた。私も相方の先輩も関市からは少々離れて居るところに居住しているために作品の搬入と展示、搬出、期間中の会場管理、等々が体力的に負担感が増してきた。やはりよる年波には抗えない。そんなわけで今展18回目を『二人展』のファイナルとした。

★でも18年間よく続いたと自分ながら感心する。初回展のころに母親に抱っこされてギャラリーに来てくれた赤ちゃんが、今大学1年生のきれいなお嬢さんになっているのだから、感慨もひとしおである。

★相方の先輩の作陶、私のCGといった時代の両極端の作品で始まった『二人展』だったが、そのアンバランスさが面白いとたくさんの方々がギャラリーを訪れてくれた。そしてなによりも18年間ずっと支えていただいた関市の地元の方々に深甚の謝意を表したい。

★『二人展』は終わったが、作品が貯まったらどこか近くのオシャレな喫茶店で個展をするつもりである。

今年も二男にたかりまくる秋がきた

今年も二男にたかりまくる秋がきた

★先月20日から今年も東京の二男が帰省し、2泊3日の旅行に連れて行ってくれた。漁港風景が好きで三重県の海岸線は幾度も行ったのだがその三重の鳥羽漁港と海を隔ててすぐ其処のある愛知県の渥美半島突端にある伊良湖岬にはまだ行ったことがない。鳥羽からフェリーで行けば1時間もかからないそうだが、私は途中の見慣れない風景を見たり、道の駅に寄ったり、喫茶店でグタッ~としたりしながら行きたいので、以前から今度は三河から渥美半島伊良湖岬と二男の都合を考えずに勝手に思っていた。

★渥美半島伊良湖岬に行きたかった理由がもう一つ、この地方の天気予報や季節の節目で撮される風景に必ず渥美半島伊良湖岬が出てくる。台風接近の現場風景はまず伊良湖岬の突端の上空写真や岬の荒海の光景だし、春の訪れの一報は必ず渥美半島田原町界隈の菜の花畑やサクラの風景である。きっと私の作品ネタになりそうな風景が彼方此方の有るに違いない、と。

★私の家から目的地までは直線距離で100㎞そこそこなのに、ドライブ行程は二男が帰省してきた東名を再び戻り静岡県境で下りて海岸線まで南下して、海岸線をひたすら西に向かって走るという200㎞を超す極めて不経済な行程だった。が、岬に向かう大地の風景は日本の風景とは思えないほどの美しさだった。海から岬の中央にかけて緩やかな丘陵の大地がどこまでも波を打つように続いている。収穫を終えた畑のさまざまな土の色、収穫前のさまざまな野菜の緑色、雄大なモザイク模様の中を岬の突端に向けて車は走る。

★突端に到着すると港に鳥羽からのフェリーが着いた。横にややこしい機械をいっぱい装着した警備艇が停泊している。世界中から名古屋港を目指す船舶が通る伊勢湾の入り口がここである。二男が前もって予約をしてくれていた港近くの丘にある大きなホテルに入り、部屋の窓から白波が立つ海を悠々と進む巨大な船舶を日暮れまで見ていた。

★二日目は昨日とは異なる岬の南海岸を幾つかの漁港に寄り道しながら浜名湖に向かった。この日のホテルも浜名湖を一望する素敵な部屋だった。ただ、エレベーターも、売店も、お風呂も、ここは日本か?と疑うほど中国人観光客にあふれていた。しかし、目が合うと笑顔で「どうも~」とか、エレベーターで降りるときに「すみませ~ん」とか「ありがとう」とか自然に会釈する人が多くて、感じの良い人たちだった。

★かくして二男の財布のおかげで旅行を終えたのだが、今年は二男が旅行後も数日滞在してくれたので、朝昼晩の三食とも外食、冬を前にした防寒衣類の類、等々も二男にたかりまくった。この一週間ほど、私たち夫婦の財布は一回も開くことなく過ごせた。まるでハイエナ夫婦のような私たちであった。

切り絵「坂道」

切り絵「坂道」

★昨秋の「二人展」に出品した切り絵である。以前に読んだある小説の読書感想文ならぬ読書感想画のようなつもりで作り始めたのだが、切り抜いていくうちにドンドン某小説の感想から離れて全く異なったイメージの切り絵になってしまった。作っているうちに思わぬ効果的な表現方法に出会ったりすると、最初のイメージなんかどうでもよくなり有らぬ方向に作品が変わっていくのは、私のようないい加減な作り手にはよくあることだ。そんなわけでこの切り絵の感想は見ていただく人それぞれにそれぞれのイメージをいだいていただければ幸甚である。

★ま、それはともかく、この作品とは全く関係ない話をしたい。
今夏の東海地方、とりわけ岐阜の酷暑は私のような老人にとってはまるで生死の境を歩いているような過酷さである。どんなに暑くても勤めに出て行く現役諸氏と違って、私は暑くなりそうな日は朝から一歩も外に出ずエアコンの涼しい部屋でゴロゴロしているものだから、たまに用事で外出すると、まるで灼熱地獄に飛び込んだようで気が遠くなりそうだ。

★ところが一昨日、飛騨へ墓参に行った帰り飛騨のとある喫茶店で遅めの昼食とっていると、空が真っ黒になっていきなり土砂降りの雨になった。雨というより空からの滝が地面に落ちてきたよう凄い夕立が1時間程続いた。雨が去った後、久しぶりの涼しい空気の中を帰途についた。この日の「短時間局地的大雨」は東海地方の彼方此方を駆けめぐったらしく、夕暮れ前に帰宅すると私の街も大きな水たまりが路に出来たりしていて、しっかり雨を被った様子だった。
その夜、ひんやりした夜気を感じてエアコンなしで寝床に入ったのは40日ぶりだった。
が、しかし、深夜1時か2時頃あまりの暑さで目が覚めてエアコンのスイッチを入れた。結局その朝6時頃、いつものように30℃近くの熱帯朝になっていた。テレビの気象情報によると先日の夕暮れ時の涼しさは大量の雨水が一時的に地表近くの空気を冷やしただけのことらしい。
と言うことで灼熱地獄はまだまだ続くようだ。エライコッチャ!!!

初蝉

初蝉

★今回の大雨は未曾有の被害の爪痕を全国各地に残した。我が岐阜県も驚くほど激しい雨が間断なく続いた。特に私の郷里である南飛騨地方は大雨、洪水、崖崩れ等々の警報が相次ぎ大きな被害を被ったようだ。昔の友人やそのご家族、町の人々の無事を祈るばかりである。私の街もここ数日ずっと大雨警報が止まなかった。皆さんの地方も大変な激雨の毎日であっただろうと推察する。

★ようやく今朝青空が戻った。朝風を入れて湿気を飛ばそうと二階のアトリエの窓を開けると、そこの網戸にセミがしがみついていた。多分雨が止んだ早朝、殻を破って必死にここまで上がって来たのだろう。体もまだ半透明で羽も柔らかく薄いことからも殻抜け間もないことがうかがえる。
そういえば、今年初めて目にするセミである。

裏山

裏山

★これも昨秋の「二人展」に並べた作品だ。以前二科展に出品していたときにも同じテーマの作品をつくったことがあるが、今回はそのリメイク作である。

★画材は主にホームセンターなどで買った塗料である。画面に盛り上げ部分をつくるために木工ボンド、暗い感じの艶を出すのはラックニス、その他、水性塗料、色を弾かせるロウ、等々を使って奥深い山林の雰囲気を象徴的に表現したつもりなのだが、なかなか思うようにはいかなかった。

★私が少年時代を過ごした南飛騨は山しかないのだが、その空気が忘れられない。私の家は山の中腹のようなところにあったので、しょっちゅう山の中の道を歩き回った。山々はそれぞれに異なった人が持っている山なのだろうけど、山と山、尾根と尾根はしっかりと山道で繋がっていて、山道づたいに隣の部落、その向こうの部落、何処へでも下りて行ける道があった。山の中の道は樹の枝や草むらの騒ぐ音が恐ろしかったが、家並みが見下ろせるような所にさしかかるとホッとしたものだ。
登り下りの道は概ね谷沿いにあり、横道は概ね傾斜の緩やかな地面を選ぶようにして続いていた。

★山道では炭焼き小屋に行く人、間伐の作業をする人、木材を満載したキンマ(木馬)を引いて山を下りていく人、栗を拾いに来た人、さまざまな大人とこの山道で出会った。山々を縦横する道は麓を走る県道にも勝って山国の人々の生活感があった。でも、山に入っている人々は陽が傾きかけると急いで山を下りた。漆黒の暗闇しかない山の中の恐ろしさを誰もが知っていて急いで下りた。

★夜が更けると山の奥から、鳥の声なのか、キツネかタヌキなど獣の声なのか、それとも風が創る音なのか、言葉では説明出来ない音がよく聞こえた。
私が私なりに抱く自然界への畏怖の感情や畏敬の念は子供の頃の裏山体験に起因するのかもしれない。

★現在はもう飛騨に家も家族も無いが、一年に1~2回墓参に訪れる。でも、あの頃の山道は草で覆われていて何処が登り口だったかさえ全く分からない。
あの頃の裏山の光景、なんか未知の空間に入ったようで怖くて恐ろしいのだが、神々しく澄んだ空気が満ちている空間、そんな山の自然光景のイメージがこの作品である。

チョッと喫茶店バッグNO.7

チョッと喫茶店バッグNO.7

★先にも書いたが今冬の寒さは格別だった。ここ数十年「暖冬」が続き気象状況の異常が指摘されてきたが、久しぶりに「寒い冬」という当たり前を実感した今冬だった。

★そんなわけで、この冬の私はひたすらコタツとストーブのお守りをしながら家の中に引き籠もっていたのだが、おかげで好きな革細工にじっくり取り組めた。
「チョッと喫茶店バッグNO.7」をつくった。これまで見ていただいた№1~№6はいずれも通常の手提げバッグ同様に物を横に格納する仕様だったので、ペンや小銭入れなどの小物が財布や手帳の下の埋もれてしまって取り出すのに一苦労した。そこで、今作は手帳、新書版の本、ペン、財布等々を縦入れ仕様にした。だから、外形デザインが少々縦長っぽい感じになったが、これまでのなかでは最も使い勝手が良く気に入っている。

★既にこれを持って何回も方々へ行ったが、『おっ、手作りの新作?!』と、友人たちが見てくれる。
さて、今度はどんなデザインのバッグを作ろうか…。

早いサクラ

早いサクラ

★今年の冬の寒さは特に厳しかった。老体はただ家にすくんでジッとして春の訪れを待つしかなかった。ところがどうだ!厳冬の冬から一気に気温が上昇し、いつもの年より10日以上早いサクラの満開になってしまった。この写真はそろそろ散り始めのサクラである。今年は早咲きすぎて沿道に屋台の店が一軒も出ていないから、カヤカヤとした喧噪もなくサクラが一層美しく清らかに見える。

★私の町は4月1日から「桜まつり」が始まるのだが「葉桜まつり」になりそうだ。ま、それもいいか。事程左様のサクラを迎える準備が全く出来ていないのにサクラはまもなく北へ旅立つ。

何はともあれ、春がきた、嬉しい!

2018・賀状さまざま

2018・賀状さまざま

★今朝、近くの神社の左義長に行き、玄関のしめ縄飾りや仏壇の正月花などを焚いてきたところだ。これで今年の正月も終わりのはずなのに、まだ正月気分の抜けないこんな記事をアップして恥ずかしい限りだ。

★今年も美しい賀状をたくさんいただいた。最近はネット上に多種多様なイラストがあり自分の好きなように使うことが出来るが、やっぱり自分でつくったイラストや写真はどことなく力がある。そんな賀状の中から幾つかを見ていただきたい。

★いただいた賀状を見ながら「来年はイノシシか…」と、頭のどこかで来年の賀状のイラストを考えている。最近は一年後がすぐ来てしまう…

切り絵 「漁港晩夏」

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★先の「二人展」に並べた切り絵です。「漁港晩夏」と題しました。

★私はこれまで、北陸地方を中心とした日本海側や主に三重県の太平洋側にある名前も知らない小さな漁港を幾つ巡ったか分かりません。繋留されて波に揺れる大小さまざまな漁船群や船の上で明日の漁の準備をする人、傷んだ魚網を修理する人たち、等々、日本の漁村風景を私は大好きです。

★スケッチをしたり写真を撮ったりして、家に帰ってから水彩や油絵などの作品にしたことも度々あるのですが、なかなか思うような作品に仕上がったことはありません。

★この切り絵作品は少し視点を変えて昼の漁港独特の静かさを表現しました。
早朝から次々に漁から戻ってきた漁船、威勢のいいかけ声が響く市場の喧噪、あんなに騒がしかった朝が嘘のような午後の漁港、漁船群が軋みあう音と波の音だけが聞こえて辺りがシーンと静まりかえっている。私が感じたそんな漁港での寂寥感を表現しようとした切り絵作品です。

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